【スロヴァキア】ブラチスラヴァの公共交通
2011年2月21日
ブラチスラヴァの公共交通は、市電(トラム)、トローリーバス、それに普通のバスの三種類があります。地下鉄は通じていません。建築計画はかつてあったのですが、実現しませんでした。採算が合わないとされたのでしょう。
市電もプラハに比べると、利用できる路線が限定的です。観光客の表玄関になるブラチスラヴァ駅かバスターミナルと旧市街を直接結ぶ市電はありません。
このため移動はバスかトローリーバスが中心になります。市民はうまく乗り換えをしながら目的地に向かっているようですが、観光客には使いこなすのがなかなかむずかしいかもしれません。
切符を乗り場にある自動販売機であらかじめ購入してから乗車します。さまざまな種類の切符があるので、目的にあった切符を購入する必要があります。販売機には英語も併記されています。
改札はありませんが、ランダムに検札が回ってきます。有効な切符をもっていないと、高額な罰金を支払わなくてはならないため、1日券などを利用したほうがよいかもしれません。
(写真=ブラチスラヴァにはプラハと色とかたちが同じ市電も走っています)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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