【スロヴァキア】ピクルスの味
2011年3月21日
ピクルスというと、キュウリを素材にしたものを思い浮かべます。ピクルスそのものを買ったことはない人でも、ハンバーガーにはさまれた輪切りのピクルスを口にしたことがあるのではないでしょうか。
ブラチスラヴァの市場には、ピクルス用の太くて短いキュウリが大きな網の袋入りで売っています。家庭でピクルスにする人たちが品定めする姿を見かけます。
市場は土曜日がいちばん賑わいますが、なかでもピクルス売り場には行列がよくできます。覗いてみると、キュウリ以外にも、ベビーコーン、小さなタマネギ、パプリカ(ピーマン)など、実にさまざまな素材をピクルスにしています。全体的に、それほど酢は強くないようです。
「味見してごらん、おいしいよ」
どれにするか迷っていると、店のおばちゃんはひとつまるごとつかんで手渡ししてくれます。店によって味付けが違ったりして、いろいろ楽しめます。日本のお漬け物屋さんとよく似ていると思います。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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