【スロヴァキア】登山電車でタトラの山へ
2011年10月 3日
ヴィソケー・タトリ(高タトラ山脈)は、スロヴァキアとポーランドとの国境地帯に広がります。カルパティア山脈の一角を占めるのですが、忽然と切り立った岩山が広がることから、山脈というより山塊のイメージがあります。
ブラチスラヴァからは直通電車でポプラド・タトリで登山電車に乗り換えます。この登山電車はバスやトラム(市電)と同じように、切符に刻印する必要があります。
スタリー・スモコヴェッツは、山の入り口になっている駅のひとつです。下車すると、リゾート地特有のにぎわいを感じます。独特なデザインのリゾートホテルが建ち並び、登山客を迎えます。軽井沢にも似た雰囲気ですが、こぢんまりとしたところです。
タトラでもっとも高い山は2655メートルです。断崖絶壁の岩山が多く、ガイドなしでは入山できない上級者向けのルートが少なくありません。一般向けの登山ルートでも、岩が多く、そう簡単には上れません。冬期は多くのルートが閉鎖されます。
(写真=登山電車のスタリー・スモコヴェッツ駅)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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