【スロヴァキア】ゴミの収集
2011年11月21日
ブラチスラヴァのゴミの収集は、一戸建ての場合、最初に市と契約することからはじまります。収集を一週間に一度にするか、隔週に一度にするかをまず決めます。また、専用のゴミ箱の大きさを選ぶことができます。それによって収集料金が異なります。一般ゴミの収集もすべて有料です。
日本ほどにはゴミの分別は細かくはありません。紙、プラスチック、ガラスはリサイクルのため、街の各地に設置されているゴミ箱に捨てます。ゴミ箱は色分けされていて、一目でわかるようになっています。紙は青、プラスチックは黄、ガラスは緑です。そのほかのゴミは缶も合わせ、生ゴミとして捨てます。
ゴミの収集は仕事をする人にできるだけ負担がかからないように工夫されています。ゴミ箱はゴミ収集車に設置し、自動的に回収される仕組みになっています。仕事をする人が、重たい思いをして手でゴミを入れたりする必要がないわけです。
このように働く人のことを考えた仕組みがスロヴァキアには多く、郵便小包も郵便局まで取りに行くのが基本です。再配達はありません。最初は不便に思いましたが、慣れてしまうと、それでもよいのでは感じています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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