【プラハ】木立のなかにあるカルルシュテイン城
2012年9月17日
プラハから電車で40分のところにカルルシュテイン駅があります。駅から見上げる小高い山のなかにカルルシュテイン城の威容が目に飛び込んできます。駅から城まで、お土産物屋などが軒を連ねる坂道を歩いていきます。30~40分かかりますが、馬車などもあります。
このカルルシュテイン城は、カレル4世という神聖ローマ帝国皇帝が築いたと伝わります。カレル橋をはじめ、温泉地のカルロヴィ・ヴァリなど、チェコの各地にその足跡をとどめています。日本の弘法大師と同じく、すべてが真実というわけでもなさそうです。
皇帝の宝物庫として使われたという城は、ガイドツアーで内部を見学することができます。ツアーは3コースあり、いずれも異なる場所を見学します。コースによって見学には1~2時間かかります。
緑に囲まれたカルルシュテイン城は周囲を散策する楽しみもあります。共産体制の時代、この城の近くにプラハ防衛のためのミサイル基地がつくられたのは隠された歴史の一コマです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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