【スロヴァキア】コシツェ紀行 5(むずかしいバスの乗りこなし)
2012年10月29日
スロヴァキアの地方を快適に旅できるかどうかは、いかにバスを使いこなすかにあります。しかし、これがなかなかむずかしいのです。
バスに乗るにはまず時刻表をチェックします。バス停には、たいていバスの詳細な時刻表と、行き先別にまとめられた時刻表の二つがあります。行き先別を見たほうがわかりやすいでしょう。
時刻表には発車時間と、バス停の番号が書いてあります。その番号の書かれた停留所でバスが来るのを待つのが基本です。ただし、「平日のみの運行」とか、「○月○日は運休」といった細かな注記が略号でたくさん書かれているため、戸惑わされます。
バス停に着いたら、バスが目的の場所に行くのかどうか、並んでいる人に聞いてみてください。だれもいないとまちがえている可能性があります。乗るときも運転手さんに確認してください。もっともバスがちがうと、「ちがう」と言われることでしょう。
親切な運転手さんもいますが、不機嫌な運転手もいます。来るはずのバスが来なかったりすることもあります。予定しているバスに乗れなかったり、まちがえても、あわてず、時間的な余裕をもって旅を楽しんでください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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