【スロヴァキア】市場で見つけた秋模様
2012年11月 5日
ブラチスラヴァの街の中心に、屋外市場があります。農家の人たちが新鮮な野菜をもちよるほか、個人が庭でとれた果物などを売りに来ます。とても素朴で、古き良き時代のブラチスラヴァを感じさせます。
市場には季節の野菜や果物が並びます。スーパーとはちがい、季節はずれのものはまず並びません。この時期は、キノコや栗など、秋の味覚が所狭しと並んでいます。
今年はキノコが豊作とのことで、山を歩いてもたくさんのキノコと出会います。そのせいか、市場でも例年になく新鮮なキノコが目につきます。山から採ってきたキノコをきれいに掃除しながら売っている人たちもいて、のどかなものです。売っているそばから、男たちが山ほどのキノコを携え、山から戻ってきます。
市場はクリスマスのころまでにぎわいますが、それ以降は春まで閑散として、新鮮な野菜が手に入りにくくなります。ブラチスラヴァ市民にとっては、ちょっぴりさびしい季節です。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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