【スロヴァキア】世界遺産の街レヴォチャ 1 丘陵に開けた街
2013年1月28日
レボチャには鉄道駅がないため、バスで行くしかありません。ブラチスラヴァからだと一日数便ある直通バスか、鉄道とバスを乗り継いで行きます。いずれも7?8時間かかる行きにくい場所です。
バスターミナルは街のはずれにあります。とくに案内がないため戸惑いますが、大通りに沿って歩いていくと旧市街の入口にあたる門に出ます。ここは城壁と坂の街で、門をくぐり、坂を登り切ると街の中心である広場に出ます。
街は堀と城壁に囲まれています。多くのヨーロッパ中世都市は近代化の過程で、城塞の一部あるいはすべてが取り壊されました。
しかし、このレボチャでは当時の壁がほぼ完全な姿で残り、当時の様子を知ることができます。壁に沿ってぐるりとゆっくり歩き、だいたい一時間ほどです。
細長い長方形の広場には、不思議な印象を与える古い建物がいくつもあり、タイムスリップしたように感じます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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