【スロヴァキア】山のうえのテレビ塔
2013年5月27日
旧社会主義の街には、テレビ塔が象徴的な存在となっているところが少なくありません。
プラハには古都には似つかわしくない近代的なデザインのテレビ塔がそびえ立ち、ベルリンのアレクサンダー広場には宇宙衛星のようなテレビ塔があります。
ブラチスラヴァのテレビ塔は、街の北側に連なる小カルパチア山脈の山のうえにがあります。市中の各所から見ることができますが、街の中心にあるプラハやベルリンのテレビ塔に比べると、象徴的な印象は薄いようで、存在感はそれほど大きくはありません。
塔の高さは194メートルあり、近づいてみると双角錐のデザインが目を引きます。塔にはレストランがあり、風景を楽しみながら食事ができます。
塔の近くまでバスの便がありますが、塔に行くには歩かなくてはいけません。小カルパチア山脈を歩く、ちょっとしたハイキングコースです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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