【スロヴァキア】夏の終わりを告げる大渋滞
2013年9月 9日
7月はじめから8月終わりまで、学校は2カ月の長い夏休みで、また大人たちも2週間程度のバカンスを取ります。この間、バスの運行は終日、休日タイムとなるなど、ブラチスラヴァの街はがらんとします。
プラハもそうでしたが、9月の声を聞いた途端、それまでの夏休むムードが終わり、街は平常に戻ります。ガラガラだった市内につづく道路も大渋滞しはじめます。この切り替えの素早さにはいつも驚かされます。
ブラチスラバの道は、簡単にいうと、街の中心部にむけて郊外から放射線上の一本道が伸びているような構造をしています。このため、朝夕はどうしても大渋滞しがちです。
市内はバスや路面電車が行き渡っていてクルマがなくても十分生活できます。しかし、新興住宅地となっている近郊の町や村はバスの本数が少なかったりするため、どうしてもクルマに頼りがちになり、朝夕の渋滞の原因となっています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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