【スロヴァキア】ユーロ高のなかの暮らし
2013年12月30日
ユーロが対円でじりじりと値を上げてきました。生活感覚的には1ユーロ=100円で、高くても120円かなと感じています。それはたとえばコカコーラやマクドナルドなど日本にもあるものや、電気代やガス代などを総合した生活感覚です。
経済の専門家ではないのでよくわかりませんが、円安円高と毎日のようにニュースをにぎわせるこの用語には少し注意が必要だと思います。
経済が好調だから円高になるわけでも、逆に不調だから円安になるわけでは決してない、ということです。逆に現在のユーロ高にしても、ヨーロッパの経済状況がよいからというわけではありません。
為替がこのように大きく変動することは、社会を不安定にさせる大きな要因となるのはたしかです。「円」や「ユーロ」だけで暮らしているとなかなか実感しないことだとは思いますが、輸出入に関わる企業などは一喜一憂する大きなポイントです。
通貨を安定させることに、もう少し世界は努力してもよいのではないでしょうか。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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