【オーストリア】エッツタール紀行4
2014年2月24日
ゼルデンの先でオーバーグルグルへの道と、フェントへの道に分岐します。フェントへの道は切り立った山に囲まれ、エッツタールのなかでもアルプスに来たとの期待が高まる場所です。
フェントは小さな山間の村で、登山基地になっています。ゼルデンとオーバーグルグルがともにリゾート色が強いのに対し、フェントはひなびた雰囲気があります。
フェントにはチロルの最高峰ヴィルトスピッツェ山(3768メートル)をはじめ、数々の登山道があります。そのほとんどは中上級者向けで、何日もかけて縦走するコースになっています。
山小屋に一泊して、南イタリアへと抜けるコースを歩きました。昔から羊飼いたちが行き来した道としても知られています。山小屋では居合わせた登山者とトランプをして遊びました。
南イタリアの集落からはバスの便があり、チロルの都だったメラーンに通じます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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