【ドイツ】フランクフルト滞在記1
2014年3月17日
フランクフルトは日本でもなじみの深い街でしょう。太いソーセージのことを日常的にフランクフルトと呼んでいますし、フランクフルト空港はヨーロッパ旅行のハブ空港になっているので、乗り換えなどで立ち寄ったことのある人も少なくないでしょう。
正式にはフランクフルト・アム・マインといい、ドイツ第5の都市で、金融の中心地となっています。それを象徴するように高層ビルが建ち並び、ヨーロッパらしからぬ景観が広がります。
フランクフルトには中世からつづく旧市街といえる地区がありません。第二次世界大戦中の空襲で徹底的に破壊されたためです。ミュンヘンやドレスデンではかつての街並みを再建したのに対し、フランクフルトではレーマー広場に面影を感じるばかりです。
それでも路地などを歩いていると、不思議なことに、旧市街では中世の街並みを意識させられます。建物はなくなっても、路地は昔のままだからでしょうか。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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