【ドイツ】フランクフルト滞在記2
2014年3月24日
いまどきはインターネットで口コミ情報を検索し、おいしい店を見つけるのがずいぶん容易になりました。
なにせ皆さん体験談を書いているので、自分の好みを塩梅しながら、ここぞという店を事前に見つけることができるわけです。
しかし、だからといって、期待通りというわけにはなかなかいきません。贅沢なもので、事前に情報を得てしまうことで、発見の喜びもなければ、他人の体験を追体験しているだけに思えてしまうのです。はずれではないけど、感激がちょっと薄いわけです。
経験的に思うのは、ほんとうにおいしい店は街の中心部よりも、離れた場所にあることが多いようです。観光客はほとんど訪れない、地元の人のためのお店です。
フランクフルトでも中心から市電で30分ほどのところに、おいしいビールと食事を出す食堂のようなビアホールを見つけました。ライン川のほとりにある小さな醸造所に付属していて、新鮮なビールを楽しみました。
旅行や出張ではぜひ郊外の穴場を探してみてください。たどり着くまでのプロセスを含め、きっとおもしろい発見があるでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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