【ドイツ】フランクフルト滞在記3
2014年3月31日
ヨーロッパ各地ですっかり日本が定着しているのを感じます。国によって、あるいは街によって熱にちがいはありますが、日本が人びとの生活に浸透しています。
きっかけは寿司への関心だったと思うのですが、スーパーのアジアコーナーには海苔や醤油、わさび、巻きすなどが並び、よく切れると、日本の包丁も一般的になりました。
すると「寿司ばかりが日本料理ではない」と言い出す人がいて、さらに日本への興味が深まっていきます。
日本語の「カワイイ」の意味がわからないと言っていたヨーロッパの人たちですが、いつしか「カワイイ」からとサンリオのハローキティが流行します。忍者に対する関心の強さも驚かされます。
でも、たとえばフランクフルトの刃物屋さんで売っている日本刀の鞘に、「徳川家康」と名前が書かれているのを見ると、なんか変だなあと思います。
まあ、きっと日本人が生活に取り入れるヨーロッパ的なものを、そんなふうに感じるヨーロッパの人も少なくないのでしょうね。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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