【スロヴァキア】サーカスのライオン
2014年5月26日
スロヴァキアで暮らしていて、いちばんのお楽しみはサーカスです。スロヴァキアのサーカス団のほかにも、ハンガリー、チェコ、イタリアなどからやってきます。
サーカスの目玉は、どのサーカス団も動物です。ほんとうは曲芸なのでしょうが、子どもにはむずかしいので、動物に力を入れています。
ライオン、トラ、ゾウ、シマウマ、クマ、ラクダ、果ては普通の犬まで登場します。猛獣のイメージがあるライオンやトラに注目してしまいますが、なかなかこれが笑えるのです。
太りすぎて、おなかの肉がたぷたぷのライオンとか、やる気のないトラとか、おいおいと言いたくもなります。猛獣というより、大きな猫という感じで、その精悍なイメージが打ち砕かれます。
上手なサーカス団よりもいいのですが、イマイチのサーカス団もなかなかいいものです。ワニが売り物のサーカス団では、ワニ遣いが大ワニに噛まれて出場できなくなったということもありました。ほんとうにワニがいるのかどうかはわかりませんが。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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