【トルコ】イスタンブールを楽しむ 2
2014年7月14日
トルコはイスラム教の国です。イスタンブールにもモスク(イスラム教の礼拝堂)がいくつもあり、ミナレットと呼ばれる尖塔が町の景観をかたちづくっています。
ブルーモスクの名で知られるスルタンアフメト・モスクは、イスタンブールを代表するモスクです。17世紀はじめに建築され、世界でもっとも美しいモスクといわれています。
ブルーモスクといわれるだけあって、内部は青いタイルが効果的に使われています。神社やお寺、またキリスト教会とはまたちがった静かな空間です。
イスラム教の特徴は偶像崇拝をしないことにあり、このためモスク内には幾何学模様と文字装飾が目を引きます。信徒ではなくとも、ぜひ床に座り、空間を感じてみてください。
イスラム教というと戒律が厳しいとのイメージがありますが、トルコでは飲酒が認められているなど、緩やかな受容となっており、そのあたりがトルコ独特の雰囲気を生み出しているように感じます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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