【トルコ】イスタンブールを楽しむ 3
2014年7月21日
トルコにはハマムと呼ばれる公衆浴場の文化があります。「トルコ風呂」と呼び親しまれてきたものですが、もともとはローマの時代にさかのぼるといわれています。
各家庭で浴室が設けられたこともあり、イスタンブールにあるハマムは観光客向けのところがほとんどのようです。
旧市街にある1475年につくられたハマムに行ってみました。最初に個室の着替え室で荷物を置き、タオルを腰にまきます。それからサウナに入ります。サウナの様子は日本と大きなちがいはありません。
十分温まったころ、マッサージの人が来て、垢すりをしたあと、身体を洗いながらマッサージをしてくれます。マッサージはやや独特で、スポーツマッサージに近いと感じました。
地方に行くと、いまでも地元の人でにぎわうハマムもあります。同行の家族や友だち同士でお互いの身体を洗い合っていたりして、ハマムの原風景を見る思いがします。
なお、ハマムは男性用と女性用がわかれ、女性用は裏口のようなところから入るところが多いので、迷うかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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