【トルコ】イスタンブールを楽しむ 12
2014年9月22日
トルコは猫の国です。路地で、日向で、軒先で、ほんとうに至る所に猫がくつろいでいます。
猫は人を怖がることなく、どアップの写真を撮ろうとしてもたじろがず、だからといってこびることもなく、泰然としています。
観光名所のチケット売り場で見かけた猫は、観光客の大行列をものともせず、足もとでのんびり寝ていました。踏んづけてしまいそうなのですが、猫はちっとも気にしていません。
そんな猫にちょっかいを出しても、面倒くさそうに顔を少し上げるだけで、遊んでくれなかったりします。まさにわが道を行くという印象です。
猫ばかりではありません。犬も負けず劣らず、のんびりしています。そう考えると、トルコの人たちも一生懸命汗を流して働きながらも、どこかゆったりしているように感じます。
トルコがいま日本人のあいだで人気を集めている理由はこのあたりにありそうです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。