【ノルウェー】オスロ訪問 9
2015年6月22日
DogAは、ノルウェー・デザイン・建築センターの略で、デザインと建築にまつわる展示をおこなう博物館です。ワークショップも盛んに企画されていることから、「センター」の役割があります。
ノルウェーはデザインに対する関心が強い国だと感じます。それは「デザインセンスのいいもの」や「かっこいいもの」ものを持ちたいという、多くの人がもつ欲求とは少しちがいます。
そうではなく、社会全体をデザインしようと人びとが考えているようなのです。つまりモノに限らず、社会のシステムをきちんと考えたデザインであるところに、北欧らしさを感じます。
実際、多くのデザイナーがノルウェーでは世界的な活躍をしています。何人かのデザイナーに会って話を聞いてみましたが、ノルウェーだけでは市場が狭いため、最初から世界を見据えてデザインに取り組んでいるとのことです。だからこそ北欧のデザインが高く評価されるのでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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