【スロヴァキア】クリスマスのご馳走は魚
2015年12月28日
チェコやスロヴァキアでは、クリスマスの夜、魚を食べる習慣があります。
鯉が基本ですが、好き好きも許され、パイクと呼ばれるカワカマス、ニジマス、また近ごろでは新鮮な海の魚も比較的容易に入手できるようになりました。
鯉の料理方法は、揚げるメニューが多いです。川魚特有の臭みもあまり感じられず、なかなかの美味です。川魚のなかではパイクがいちばん値段が高く、その分、味もよい気がします。パイクは日本には棲息しない魚ので、馴染みがありませんが、独特の面構えです。
ニジマスは日本でもよく知られていることもあり、珍しさはありません。でも、日本のものよりかなり大きなものが出回っていて、侮れないおいしさがあります。ねっとりした食感が癖になるほどです。
魚料理、レストランで頼むと魚用のスパイスを使ったものが出てきます。これはこれでおいしかったりするのですが、日本人は醤油で食べたほうがやはり安心するようです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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