【スロヴァキア】カーニバルのお肉
2016年2月29日
ぼくは実は肉が得意ではありません。小さな子どものころは食べていたようなのですが、あるときを境に、食べられなくなりました。
でも、ヨーロッパに住むようになって、好きではないものの、少しは食べられるようになりました。とくに鶏と豚はおいしいと感じることもあります。牛については牛乳やチーズを主とするため、日本のほうが美味かと思います。
スロヴァキアでハムといえば「骨付きハム」のことで、もも肉を骨がついたまま加工します。つまり、100%、肉そのものなわけです。
ブラチスラヴァ旧市街の「ファシアンギ」では、レストランがソーセージをつくって即売会をしていました。いくつも大きな鍋を路上に並べて材料を用意していて、なかなかの迫力でした。
日本の普段の食卓で、肉が食べられるようになったのは明治以降のことだと考えられています。たぶん肉にまつわるそんな歴史のちがいが大きいのかもしれません。お肉が好きな方はきっと、スロヴァキアの料理が魅力的に思えるでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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