【スロヴァキア】復活した旧市街の市場
2016年3月 7日
旧市街の入り口にあたるところに、旧市場という建物があります。もともと庶民のための食品市場になっていたものの、長らく閉鎖されていました。
旧市場は現在、毎週土曜日、手作りのものなどを持ち寄る市場が開かれるようになり、made in Slovakiaの製品に出会う、格好の場となっています。食品のほか、衣服、アクセサリー、書籍など、出店は毎回異なります。
郊外の人気店ばかりではなく、まだお店を持つまではなっていない人たちが自慢の品々を持ち寄り、腕試しをしているのもいい雰囲気を醸し出しています。このところ、質もセンスもいいmade in Slovakiaが急に増えだしているので、目が離せません。
旧市場ではコンサートなどのイベントも開かれ、ブラチスラヴァの新しい拠点となりつつあります。建物は1910年に建てられました。ブラチスラヴァに地下鉄建設が計画されていたとき、駅舎になる予定だったともいわれていす。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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