【オーストリア】市場のピロシキ
2016年5月 9日
ウィーンのナッシュマルクトには、野菜や魚を売る店に並んで、中東やインド、中国、韓国など、エキゾチックな店があります。トルコ系が目につくのですが、比較的最近できたピロシキの店がいまいちばんのお気に入りです。
ピロシキといえばロシアです。最初、屋台のような感じではじまったのですが、少しずつ拡充し、品数も増え、テーブル席まで並ぶようになりました。
ピロシキと一口にいっても、この店では実にさまざまなものが並びます。肉入り、キャベツ入り、お米入り、魚入りなど、どれにしようか、目移りします。ザクロ入りなどという、日本人には珍しいものまであります。
おもしろいのは、具材によってピロシキのかたちが変わることです。具は絵で示されているので、迷わず注文できます。ひとつ3ユーロ前後です。市場をはしごして、エキゾチックな味を楽しむのもいいでしょう。
ナッシュマルクトにお出かけの際は、ぜひ探してみてください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
投稿についての注意事項
- このブログへのご質問については、内容によってお答えできない場合や、回答に時間がかかる場合があることをご了承ください。