【オーストリア】エキゾチック・ジャパン
2016年5月30日
バカンスシーズンが近づくと、街の旅行代理店には旅行へといざなうポスターやパンフレットが飾られます。バカンスの感覚は日本人にはなかなかわからないものがあるのですが、1週間、2週間と長期にわたり、旅に出かけます。
旅先としては海や山がやはり人気ですが、中には語学の夏期講習を受けるという人もいます。そのなかでもエキゾチックな場所はいまなお旅情をそそられるようです。
そのエキゾチックのなかに、日本が並ぶと、ちょっと不思議な気持ちになります。着物姿の女性に、富士山と桜。たしかに最近、京都をはじめ、日本の観光地では、レンタルした着物姿で街をそぞろ歩く外国人をよく見かけます。
でも、このポスター、なんだか変だと思ってよく見ると、着物の来合わせが、残念ながら、左右逆なのに気づきます。こうした細部にこだわると、きっともっとおもしろいとは思うのですが。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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