【スロヴァキア】ドナウの遊覧船
2016年8月15日
バカンスをめいっぱい楽しむ。ヨーロッパの人たちは、そのために生きているかのように思うことがあります。盆休みやゴールデンウィーク、正月休みなどを利用し、土日を合わせ、なんとか一週間程度の休みを確保する日本人とは、休みに対する感覚がまったくちがうのです。
ドナウ川を長い時間をかけてクルーズする旅は、バカンスの楽しみ方のひとつ。船がホテルになっていて、川沿いの街を訪ねながら過ごすわけです。船はいろいろな国から来て、実に国際色豊かです。この日、河畔に着いた船(写真右側)はびっくりするくらい長く、オランダの国旗が船尾にはためいていました。
遠目で見ていると、窓ひとつが基本、一室になっているようでした。いちどでもこんな旅がしてみたいなあと思いながらも、ものすごく退屈してしまいそうです。でも、きっとそんな退屈さの向こう側に、なにか見えてくるものがあるのでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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