【スロヴァキア】夏休みの終わり
2016年8月29日
ブラチスラヴァの旧市街は、夏休みのあいだ、おおぜいの観光客でにぎわいます。路地にはレストランのテラス席が張りだしています。
旧市街はそれほど広くはなく、2、3時間あれば、十分、堪能できます。世界中から観光客が殺到する目玉があるわけではないものの、居心地のよさがあるようで、訪れた人たちはとてもリラックスしています。
プラハのように、絶えずスリに注意することがないのも大きいです。もっとも人混みにはスリも紛れ込んでいるのはたしかなので、用心に越したことはありません。とくに屋台などを見ている観光客が狙われています。
旧市街は各国の大使館が並び、日本大使館も広場の目立つところにあります。しかし、普段の生活のなかで旧市街に行く用事はほとんどありません。観光客の知るブラチスラヴァと、市民の感じるブラチスラヴァには、大きな隔たりがあるようです。そして、夏休みが終わるころには、旧市街のにぎわいもなくなります。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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