【スロヴァキア】古書店は宝の山
2016年9月19日
時代の流れは世界と変わらず、ブラチスラヴァの街でも普段歩いていて、書店や古書店はそれほど見かけません。ただどのショッピングモールにも大型書店があり、いつもお客さんでにぎわっています。本屋のありようが変わったということなのでしょう。
古書店を調べ、訪ねてみました。行ってみると、「え、こんなところに?」というところばかりで、どうりで気づかないわけです。そのうちの一軒は、文字通り、本の山。開店して25年で集めてきたものだと店の主は胸を張ります。
主はまず鞄を入り口のところに置いていくように言います。無視して持ち込むと、たいへんなことになるからです。案の定、デイパックを背負ったまま、本を探していた人は、次の瞬間、本の山にぶつかって、雪崩を起こしてしまいました。
整理していない分、思わぬ掘り出し物に出会え、本好きには堪りません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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