【スロヴァキア】村のワイン祭り
2016年10月 3日
ブラチスラヴァ郊外の村で、恒例のワイン祭りが開かれました。辺り一帯はワインの産地として知られ、大小さまざまな醸造所がワインづくりにいそしんでいます。
祭りは3日間もつづく、大きなイベントに成長しました。メインは愚者のパレードと呼ばれる仮装行列で、見物に集まった人たちにワインを振る舞いながら進みます。この時期ならではのワインが、「ブルチャーク」と呼ばれるどぶろくのようなもので、独特の甘みが癖になります。
スロヴァキアならではの刺繍が美しく施された民族衣装を間近に目にする、よい機会でもあります。とくに小さな子どもたちの民族衣装姿には愛らしいものがあります。
道沿いにはたくさんの屋台がでています。ブルチャークの屋台のほか、名産の陶器を売る店もあります。祭りらしい祭りが人気で、ブラチスラヴァ市内からおおぜいの人が繰り出し、バスは満席でした。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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