【香港】市場の大食堂
2017年2月 6日
昭和40年代、デパートの大食堂に行くのは家族の一大イベントでした。ものすごく大きな食堂に、大勢の家族が食事を楽しんでいる光景を、いまでも覚えています。それが専門レストランにわかれていき、今日に至ります。
香港は外食文化で、朝の食事も食堂で粥や出前一丁(ほんとうにインスタントラーメンそのものです!)を食べる家庭が少なくありません。こうした食堂が街に賑わいをもたらしています。
香港の人びとは毎週のように家族で集まり、懐かしい大食堂のような場所で食事を楽しみます。見た目はずいぶんちがうものの、記憶にある大食堂の雰囲気に似ていて、懐かしくなりました。
グルメな街である香港で、ローカルな人びとと過ごすひとときは、なんとも味わい深いものです。メニューは現地の言葉である広東語。漢字でなんとなくなにかわかるのですが、なにが出てくるか、ちょっと冒険だったりします。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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