【オーストリア】雨のザルツブルク
2017年8月21日
ザルツブルクは雨の多い街です。平均降水日数は140.7日。ざっと10日に4日は雨ということになります。とくに6月から8月にかけては雨が多く、月の半分近くが雨です。
これはちょうどザルツブルクがアルプスに連なる山並みの裾野に位置している地理的な条件が大きいと思います。街自体の標高も424メートルあります。
雨が降ると町歩きがたいへんになりますが、雨もまたザルツブルクの風情と思えば楽しめるはずです。実際、雨に煙るザルツブルクの街はとても美しく感じます。
この時期、ザルツブルクを旅するには傘が欠かせないわけですが、どしゃ降り、ざあざあ降りは少なく、しとしと雨が一日つづく感じです。晴れていたと思ったら、急に雨が降り出す、山っぽい気候のときもあります。
そんなザルツブルクにお似合いなのが、キルヒタークという老舗職人がつくる手作り傘です。かなり高価ですが、とても高品質で、雨のなかを歩くのが楽しくなること、うけあいです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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