【オーストリア】ビアホールを極める
2017年9月 4日
ザルツブルクはウィーンより、ドイツのバイエルン地方の文化圏にあります。そのためミュンヘン並みにビアホール文化が発展しています。
シュティーグルとアウグスティナー・ブロイはともにザルツブルクの地ビールで、それぞれ性格の異なる大きなビアホールがあります。旧市街のただ中にあるシュティーグルはミュンヘンのホフブロイハウスにも似た、ありがちなビアホールなのに対し、アウグスティナーはローカルルールに満ちています。
まずジョッキを棚から取り出して水でゆすぎ、サーバー係のところに並んでビールを注いでもらいます。つまみは屋台のような店で好きなものを買って、自分のテーブルにもっていきます。
ビアホールにはいくつもの部屋があり、ガーデン席もあります。席が空いていれば、どこに座ってもかまいません。なんともゆるい時間が流れていて、ザルツブルク市民の憩いの場となっています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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