【ドイツ】ダッハウ強制収容所
2017年10月16日
ミュンヘン中央駅の地下からSバーンに乗って20分ほどでダッハウに着きます。さらに駅前から収容所まで行くバスが出ています。ナチスのつくった数ある収容所のなかでも、もっともアクセスがしやすいもののひとつでしょう。
もともと火薬工場のあった地に、収容所がつくられたのは1933年のことでした。ナチスがミュンヘンでまず力を得たこともあり、もっとも古い収容所となりました。はじめはおもにナチスに反対する政治犯が収容されました。
収容所への入場料は無料ですが、ガイドツアーに参加する場合は3ユーロのチケットを受付で購入する必要があります。2時間30分におよぶもので、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の4コースがあります。
ガイドツアーではなぜ収容所がつくられたのかなどの問題を、専門知識をもつガイドが参加者に問いかけるかたちで進んでいきます。オーディオガイドもありますが、ガイドツアーに参加するほうが学びが多いでしょう。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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