【スロヴァキア】クリスマスセール
2017年11月 6日
日本でクリスマスというと、12月に入ってからの感覚だと思います。イブが近づき、ケーキが売り出されたら、いよいよ年の瀬がきた気持ちになります。
プラハに住んでいたころ、11月にはクリスマスセールがはじまり、チェコのクリスマスソングが賑々しくかかっていました。気の早い人はさっそく山ほどプレゼントを買っています。
無宗教率が格段に高いチェコに比べたら、キリスト教徒の多いこともあり、スロヴァキアのクリスマスは淡々としています。それでもクリスマスセールが年々はやまり、ついに今年は10月からスーパーでクリスマスグッズの販売がはじまりました。
お菓子売り場の一角には、サンタクロースをかたどったチョコレートなどがいくつも並びます。疑問をもってスロヴァキア人に尋ねると、「ちがうんだ、あれは12月はじめにあるミクラーシュの日のためのものだよ」と笑います。それを聞いて、でもなあとぼくは思うのです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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