【スロヴェニア】ピランの塩
2017年12月18日
スロヴァキアには海がありませんが、スロヴェニアには海があります。スロヴァキアとスロヴェニア、国名がよく似ていて戸惑います。言葉も同じスラヴ語系で、似ている単語も多いんです。
ピランは海沿いの岬町です。古い街並みが残り、海浜リゾートの観光地として知られています。また塩田の街でもあり、海辺に見渡すかぎり広がります。昔ながらの天日干しで塩をつくっていて、これがまた実においしく、わが家の食卓に欠かせません。
というのも欧州で一般的な岩塩は日本食をつくるのに合わない場合があるからです。海の塩もスーパーで入手可能ですが、うまみの少ない精製塩であることが多いです。そこでピランの塩が定番になりました。
塩田に直売所があるほか、リュブリャナにも小売店があります。また、日本にも輸入され、入手可能です。とくに自慢なのが「ソルトフラワー」です。一度ぜひ試してみてください。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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