【スロヴァキア】大晦日の花火
2018年1月 1日
大晦日のことを「シルヴェスター」とスロヴァキア語で言います。俳優のシルヴェスター・スタローンで、日本でもなじみのある言葉だと思います。
大晦日の夜、ちょうど0時、ブラチスラヴァの街のいたるところで打ち上げ花火が上がります。まずは19時か20時ごろ、早く眠る子どもたちのため、小さな打ち上げ花火がいくつか上がります。それから0時少し前、いたずらなのか、フェイントで何本かが散発的に上がります。
そして、0時になると一斉に花火が上がり、とてもにぎやかです。どれも大輪なのですが、個人がスーパーなどで買ってきたものです。そのため大晦日が近づくとスーパーには花火売り場が特設されます。
値段はずいぶん高く、50ユーロ前後の花火のほか、100ユーロを超えるものもあります。高ければ高いほど派手で、大きな輪を描きます。だいたい30分くらいはつづき、終わると街は静まりかえります。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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