【ハンガリー】ブダペストのクリスマス
2018年1月 8日
ブラチスラヴァの人口が約42万人であるのに対しブダペストは約170万人で、街の規模が圧倒的にちがいます。「三都物語」などの名称でツアー旅行で一緒に組み合わされているウィーンは約190万人です。
日本に当てはめると、42万都市は豊田市(愛知)、藤沢市(神奈川)、高松市(高松)、富山市(富山)などですが、170万人となると札幌市や福岡市など上位の都市になります。ブラチスラヴァは曲がりなりにも一国の首都なのですから、コンパクトさがわかります。
街が大きな分、ブダペストのクリスマスはブラチスラヴァよりさすがに華やかで、派手です。屋台に並ぶ品々も一工夫一ひねりを感じます。ブランド店が並ぶ通りのイルミネーションもにぎやかです。
その影で地下鉄構内などで多くの路上生活者が寝起きするなど、貧富の差が目につきます。ハンガリーの平均年収はチェコやスロヴァキアよりも低いわりには物価が高く、見た目の印象に比べて市民生活はずいぶんたいへんそうです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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