【ハンガリー】ブダペストの地下鉄を乗りこなす
2018年1月15日
ブダペストの地下鉄は1896年に開通しました。なんとロンドン、イスタンブールに次いで世界で3番目。19世紀末、それだけこの街が豊かだったのがわかります。現在、4本の路線があり、5本目が計画中です。
旅行者にとって地下鉄は便利なのですが、いくつかの鬼門があります。ひとつはチケットのわかりにくさ。1回券と乗り換え券があるのですが、頻繁に検札があり、正しい切符をもっていないと問答無用に罰金を取られます。
1回券や回数券は乗り換えのたびに刻印するルールです。しかし、つい忘れたり、刻印しようにも機械が見当たらなかったりするのです。このため慣れないうちは24時間券を買ったほうがよいでしょう。3人以上で回る場合はグループ24時間券が割安です(5人まで使えます)。
また古い1号線やバスターミナルのあるネープリゲト駅などにはエレベーターやエスカレータがなく、スーツケースを担いで階段を上り下りしなくてはなりません。そんなとき社会主義的な苦行を強いられているようで、ちょっと勘弁してくれえと思うのです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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