【ハンガリー】日本の旧車に萌える
2018年4月30日
70年代後半あたりから90年代はじめあたりにつくられた日本車を、ヨーロッパでもいまなおときどき見かけます。30年近くも大切に乗りつづけている人が少なくありません。
当時、海外を旅行するたびに、知らない人から日本車のことをほめられたものでした。同じ価格帯のクルマに比べ、「安い」「故障しない」「性能がいい」といったことを理由に挙げていたのを覚えています。実際、日本車が輝いて見えたものです。
ブダペストではホンダのCR-Xを見かけました。1987年から1992年につくられたモデルですが、現代の目からしてもすぐれたデザインで、思わず見とれてしまいました。
海外で出会う日本というものがたしかにあると思います。ぼくが北斎の絵をまとめて見たのはパリでしたし、日本人の舞踏を大きな舞台で見たのもプラハでした。作品もさることながら、日本のものを自然に受け入れ、いいものはいいと高く評価する人びとの姿に心を打たれたものです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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