【スロヴァキア】八重桜満開
2018年5月 7日
長らく桜は日本ならではのものだと思い込んでいました。中学校の英語の教科書で、日本からアメリカに贈られた桜の話を読んで以来かもしれません。
でも、これはまったくの誤解で、スロヴァキアにはいろんな種類の桜が花を咲かせます。とくに八重桜は街路樹としてよく見かけます。プラハもそうでした。しだれ桜もあります。なにせ桜だけで世界には600種類もあるといわれます。
日本とちがうアドバンテージは、桜は桜でもサクランボの実がなる種類が少なくないことでしょうか。街路樹なので少しとって食べみても別に怒られることはありません(だれもとらないので、鳥の餌になるくらいですが)。佐藤錦に似た種類と、アメリカンチェリーに似た種類に大きく分かれます。
またぱっと咲いてぱっと散る日本の桜にくらべ、花の期間が長いのも特徴です。花見の習慣はありませんが、ちょうど長い冬が終わった時期なので、散歩が心地よいです。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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