【スロヴァキア】結婚式後日談
2018年9月 3日
草原と森の結婚式。さぞかしロマンチックなものかと思ったら、花嫁の幸せな笑顔のために裏方はとてもたいへんだったそうです。
食事は母親がグラーシュ(煮込みスープ)とスパゲッティをつくり、ブタの丸焼きだけケータリングで用意しました。参加者は120人ほど。大きな大きな鍋が必要ですが、スロヴァキアにはグラーシュを野外でつくる習慣があり、特別なコンロがあります。
草原での式のため、草を刈って道をつくります。既存の式場ではありませんから、自分でやらなくてはなりません。木にランプを吊すのは新郎がサバイバルゲームのプロなので、仲間がみるみるうち木の上までよじ登ったそうです。
スロヴァキア風の模様を描くのは娘の仕事。日本人が担当するというのもおもしろいですね。そういえば、エジプトでお土産のパピルスを描いていた日本人画家を知っているので、そういうものかもしれません。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
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