冬の大邱☆クリスマス気分を満喫
2016年12月 1日
釜山からKTX(高速鉄道)で約45分の距離にある大邱広域市。慶尚北道地域最大の都市で道庁所在地です。大邱には358年の歴史を誇る韓方薬専門市場「薬令市」や朝鮮時代から続く超巨大市場「西門市場」など、たくさんの見どころがありますが、私が一番好きなのは「桂山聖堂」です。ここは1899年創建(1902年に再建築)の大邱カトリックの中心地。優美なゴシック様式の建物をもち、韓服姿の宣教師のステンドグラスがあることでも知られています。人々が祈りを捧げてきた厳かな空間にいると、信者ではない私も神聖な気持ちにさせられます。毎年、この季節には祭壇を前にクリスマスミサをイメージするのも、秘かな楽しみです。また、現在、市内のテーマパーク「E-WORLD」で“星光まつり”を開催中。華やかなイルミネーションがクリスマスムードを盛り上げています。12月1日から繁華街・東城路にある「国債報償運動公園」でもイルミネーションを点灯。この冬もロマンチックに彩られる大邱の街で、クリスマスの雰囲気に浸りたいものです☆
☆韓服姿の宣教師のステンドグラス。おそらく韓国でもここだけでは
☆外光がステンドグラスを美しく浮かび上がらせます
☆重厚でエレガントな建築物は史跡第290号に指定されています
☆E-WORLの幻想的なイルミネーション。2月末まで開催
- 桃井のりこ
プロデューサー・編集者。
2009年より「勝手に釜山PR大使」として活動を開始、2010年秋には釜山広域市より表彰を受ける。
フリーペーパー「釜山びより」「大邱びより」発行人。
小牧生まれの札幌育ち、東京在住。現在は東京と釜山を行ったり来たりの生活で、そして、マッコリが大好き。