世界遺産「慶州良洞村」を歩く
2018年10月 5日
世界遺産の宝庫・慶州は屋根のない博物館といわれるほど、世界遺産がそろっています。仏国寺や石窟庵、大陵苑が代表格ですが、2010年に世界文化遺産に登録された歴史村「慶州良洞村」もおすすめです。ここは朝鮮時代、両班(上流階級)が代々暮らしていた村で、当時の伝統家屋が150軒ほど残存しています。三つの丘陵に囲まれた村には谷川が流れ、のどかな雰囲気が漂います。実際に生活している人も多く、家の前に食料保存用の大きなかめが置かれ、洗濯物が干され、そんな風景を目に村を気ままに歩いていると、時間を忘れてしまいそうです。食堂や売店もあるので、秋の日をゆっくりと過してみてはいかがでしょうか。ちなみに村は想像以上の広さなので、スニーカーなどの歩きやすい靴が安心です。※釜山からは鉄道ムグンファ号で慶州駅下車。慶州駅からバスで良洞村下車(約40分、200~208,212,217番)。
☆良洞村の入場料は大人4000wです。
☆小高い丘にあり景観がよい観稼亭(宝物第442号)。大臣だった孫仲暾氏のあずま家
☆村の西北山尾根に建つ無忝堂(宝物第411号)。学者李彦迪氏の宗家別堂
☆高台には瓦葺きが多く、平地側には藁葺きが目立ちます
☆村のカフェ。その名も良洞(ヤンドン)バックス!
- 桃井のりこ
プロデューサー・編集者。
2009年より「勝手に釜山PR大使」として活動を開始、2010年秋には釜山広域市より表彰を受ける。
フリーペーパー「釜山びより」「大邱びより」発行人。
小牧生まれの札幌育ち、東京在住。現在は東京と釜山を行ったり来たりの生活で、そして、マッコリが大好き。