寒さがきびしいチェコの冬
2007年12月 3日
暖冬だった昨年に比べ、今年は11月から冷え込みがきびしく、雪が降ったりやんだりの天気が続いています。予報では寒さがきびしいうえ、雪も多いとのことです。
日本の家が夏の暑さを基本につくられているのに対し、チェコの家は冬を基本にしています。断熱性を考慮した煉瓦づくりの家は、二重ガラスがあたりまえのように使われています。
暖房としてセントラルヒーティングをそなえている家が一般的で、オイルヒーターのようなフィンが各部屋にあります。なかに通っているのはオイルではなく、お湯です。このセントラルヒーティングのおかげで部屋のなかは一日中、ぽかぽかしています。
暖炉のある家も少なくなく、煙突から煙が立ち上っています。私の家にも暖炉があります。日本にいるときは暖炉の火をつけるのはむずかしいと思っていました。しかし、気候が乾燥しているチェコでは簡単に火をおこすことができます。
いずれにしても東京や名古屋に比べ、プラハはぐんと冷え込みます。冬、チェコに観光でお越しの際は防寒対策をお忘れなく。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
冬のプラハ想像するだけでも寒そうですね。
私の友人の家もプラハの2ケタの区にあるのですが暖炉があって暖かい気持ちになりました。
だって子供の時に読んだ本の中のヨーロッパのイメージ通りですから・・・。
今度行く時は是非、煙突掃除の方に会いたいです。
とも | 2007年12月 5日 09:39
こんにちは。コメントありがとうございます。11月は雪が降ったりしてかなり寒かったのですが、12月にはいって暖かくなりました。一時はどうなることかと思いましたか…。このまえ煙突掃除をしている人を見かけました。
増田幸弘 | 2007年12月 5日 11:32
お湯でお部屋を温める、良いですね。
お湯といえば日本でも今湯たんぽ流行してます、カバーがファーとかのが人気だとか。
我が家はこの冬、石油が高すぎるので石油ファンヒーター
をやめガスファンヒーターに。
仁丹 | 2007年12月 5日 15:17
こんにちは。基本的に一日つけっぱなしなのですが、一度切ったりすると暖まるまでに時間がかかります。燃料費はチェコも高く、暖冬であることを祈っています。
増田幸弘 | 2007年12月 5日 15:51
きれいな雪景色。
外から帰ると部屋の温かさが身体にしみ込む感じなのでしょうね。
この景色と暖炉のお話でメリーポピンズを思い出しました。
おとぎの国のようです。
馳会子 | 2007年12月 5日 16:01
コメントありがとうございます。ブリューゲルが描いた絵のままの冬景色があります。12月にはいって、少し暖かくなりました。このまま天気予報がはずれないかなあと思っています。さてどうなることでしょう。
増田幸弘 | 2007年12月 5日 22:52
寒そうですね〜
写真が拡大されて見られるといいと思いました。
吟遊詩人 | 2007年12月 6日 18:57
雪が降ったときよりも、そうした日がつづいて晴れた日がすごく寒いです。写真についてのリクエスト、ありがとうございます。
増田幸弘 | 2007年12月 6日 19:40