広場に並ぶクリスマス屋台
2007年12月10日
12月にはいると、プラハの街はクリスマスムード一色になります。中心街のヴァーツラフ広場には大きなクリスマスツリーのイルミネーションがともり、クリスマスの飾りが街中にきらめきます。
なかでもプラハらしいといえるのが、ヴァーツラフ広場や旧市街広場にたちならぶクリスマスの屋台でしょう。ちょうど日本の縁日の屋台と同じくらいの大きさの小屋がところせましと軒を連ねます。
売られているものはさまざま。クリスマスのクッキー、「メドヴィナ」というホットで飲む甘い蜂蜜酒、「ランゴシュ」という揚げパンなどの飲食物のほか、暖かそうな羊毛製品なども売られています。ハンガリーの料理である「ランゴシュ」は人気で、いつも行列ができているのを見かけます。 揚げたパンにすりつぶしたニンニクを塗り、ケチャップをつけ、チーズをたっぷりかけて食べます。
クリスマスの時期になると、チェコの人たちはクリスマスプレゼントを買うのに大忙し。日本の師走とよく似たあわただしい日々がクリスマスまで続きます。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
「ランゴシュ」おいしそうですねぇ。
街もキラキラしていて、なんか楽しそうです。寒そうだけど。
手前上空にある巨大なパンみたいなもの、何ですか?
ケシをまぶしたロールパンに見えるけれど。
チャンス | 2007年12月12日 21:29
コメントありがとうございます。
「ランゴシュ」は熱々を食べるとおいしいですが、ニンニクくさくなります。
パンは「トルデルニークと」いう甘いパンみたいなお菓子です。
この時期のプラハは本当に華やいで見えます。
11月はとても寒かったですが、12月にはいってそれほど寒くはないですよ。
増田幸弘 | 2007年12月12日 22:17
クリスマスに教会の周りに立ち並ぶ出店に並んで買って食べた、ランゴシュと、厚切りのハム(名前は覚えてなくて残念。名前あったのかな?)とホットワインがおいしかったこと、忘れられません。また食べたい!表通りの華やかな明るさと、薄暗いものの暖かさを感じさせるオレンジ色の照明の中に静かにたたずむ裏通りの町並みも対照的で、どちらも良いなあと思って歩いたことを覚えています。いや、記憶の中ではほんのり暖かいイメージのオレンジ色だったのですが、実際はどうだったのでしょうね。
たまご | 2007年12月23日 01:50
コメントありがとうございます。
厚切りのハムはプラハハムのことだと思います。おいしいですよね。
プラハの街の照明はたしかにオレンジ色で、
写真を撮るとそのオレンジ色が街を染め上げます。
またプラハにいらっしゃる機会があるといいですね。
そしてまた新しい発見をしてください。
増田幸弘 | 2007年12月23日 17:32