チェコ国立美術館でトリエンナーレ開催
2008年6月 2日
チェコ国立美術館は別々の場所にあるいくつかの展示施設から構成される、複合美術施設です。ヴェレトゥルジュニー宮殿はチェコ国立美術館の展示施設のひとつで、19世紀から21世紀のアートを収蔵し、近・現代美術館の役割を担っています。
このヴェレトゥルジュニー宮殿で、明日6月3日から9月14日までのおよそ3カ月間にわたって、インターナショナル・トリエンナーレ・オブ・コンテンポラリー・アート(ITCA 2008)が開催されます。
「未来の再読」というテーマのもと、世界各国のアーティストが作品を展示する大規模な展覧会。私もキュレーターのひとりとして参加し、日本からは写真家の瀬戸正人とアーティストのホルモン関根のふたり、またチェコからはヤン・ライヒ、トマーシュ・スボヴォダ、ダニエル・シュペルルの三人の写真家を招き、紹介しています。
ヴェレトゥルジュニー宮殿はピカソやゴーギャンなど、世界的にも重要なコレクションでも知られています。
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。