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ブルノのデザインビエンナーレ

2008年6月16日

 

czech_20080616_2.jpgチェコ第二の都市ブルノにあるモラヴィアン・ギャラリーは、世界的に名高いグラフィック・デザインのビエンナーレが開催される美術館として知られています。

czech_20080616_3.jpg ブルノでグラフィック・デザインのビエンナーレが世界に先駆けてはじまったのは1963年のこと。1963年といえば、まだチェコ(当時チェコスロヴァキア)が社会主義体制下にあった時代です。そのチェコで世界に向けてデザインを発信するビエンナーレが企画されたことは非常に意義深いことといえるでしょう。今年で23回目を数えます。


このビエンナーレの特徴は、ポスターを中心としたデザインと、本や雑誌の装丁を中心としたデザインを交互におこなうこと。明日6月17日からはじまる第23回のテーマは本の装丁。27カ国から162のデザイナーが参加。日本からも20人ものデザイナーが参加していますが、これは開催国であるチェコの35人に次いで多く、ドイツの16人を上回ります。

 

今回のビエンナーレでは前々回の第21回(2004年)にグランプリを受賞した日本人デザイナー立花文穂さんの「文字・紙・本」をテーマにした大がかりな展覧会や、彼が出席するシンポジウムもおこなわれます。


ビエンナーレはブルノ市内にある複数の展示施設で10月19日まで開催。

 

(写真は美術館の外観と、ビエンナーレに展示された立花文穂さんの作品)

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取材担当プロフィール

増田 幸弘

1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。

ぶらっ人編集部 @buratto_tabi