プラハ中央駅の喫茶店
2008年10月20日
プラハの鉄路の表玄関がプラハ中央駅(フラヴニー・ナードラジー)です。近隣諸国からの国際列車も多く発着しています。昔の上野駅のような旅情に溢れた駅です。
切符の窓口は、国内と国際と大きく二つに分かれています。国内の列に並んでも、国際列車の切符は購入できまないので、注意が必要です。金曜日などは多くの人が行列します。旅行の際は、切符はあらかじめ購入しておくことをおすすめします。
この駅でおすすめなのが「ファンタ喫茶店(ファントヴァ・カヴァールナ)」です。ファンタとは建築家の名前で、プラハ中央駅の駅舎を設計しました。椅子に腰掛けて、コーヒーを飲みながら電車の時間を待っていると、古き良き時代の旅情を感じます。
プラハ中央駅もいま大規模な改修工事が進み、モダンな駅に生まれ変わろうとしています。計画図によると「ファンタ喫茶店」のあるドームもきれいになるようです。いまのままで十分、魅力的だと思うのですが。
写真=ファンタ喫茶店(ファントヴァ・カヴァールナ)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
これは、歴史を感じる、たたずまいだね。
列車を待ちながら、この喫茶店なら、申し分なし!
この建物は、壊さないんでしょう?まさか?
いわなやまめ | 2008年10月20日 10:53
こんにちは。この駅は昔、子どものころの上野駅の雰囲気によく似ている気がして、懐かしくなります。それこそ40年前のはなしですが。建物は壊さず、修復のかたちで新しくする計画が進んでいます。でも、たぶんいまの「よさ」は消えていってしまうかもしれません。
増田 幸弘 | 2008年10月20日 11:05