ペトロフのワイン蔵を訪ねて
2008年10月27日
チェコ第二の都市ブルノの近郊にペトロフという小さな村があります。この村はモラヴィア・ワインの里として知られ、小高い丘に横穴式のワイン蔵がいくつも並んでいます。
ワイン蔵を訪ねると、そこでつくったワインを試飲させてくれます。ガラスでできた大きなピペットで、樽のワインをそのままグラスに注いでくれます。ワイン蔵のひんやりとしたなかで飲むのはまた格別です。
ペトロフのワインは、なによりも香りのよさに驚かされます。白ワインが多いのですが、赤ワインもあります。また何年も寝かしたものには上等なワインに勝るとも劣らないものもあります。
気に入ったワインがあると、瓶に入れ、コルクで栓をしてくれます。ワインラベルはありませんが、これがまたいい感じです。どのワイン蔵も小さく、市場ではまず手にはいりません。
蔵のおじさんと仲良くなると、次から次に試飲させてくれ、おつまみにチーズが出てきたりします。試飲のはずなのに、ついつい飲みすぎてしまいます。
(写真上=一扉のひつひとつがワイン蔵への入口。 写真下=ピペットをもつワイン蔵の職人)
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。
日本の小さな酒蔵を見学のテーストかな?
こうした見学は酒飲みの楽しみだよね?
11月は沖縄です。泡盛の小さな醸造元もまた楽しです!
いわなやまめ | 2008年10月29日 19:08
こんにちは。日本の酒蔵よりも、もっともっとプライベートな感じです。20年前にもきたことがあったのですが、ほとんどなにも変わっていないのが印象的でした。
増田 幸弘 | 2008年10月29日 19:15