プラハのお正月
2008年12月29日
プラハには「松竹」や「ジャパ」という日本食材店のほか、「アリラン」という韓国食材店などのアジア系食材店があり、日本料理をつくるためのさまざなま食材が入手できます。プラハ郊外にあるヴェトナム・マーケットにいくと、魚介類などが比較的リーズナブルな値段で手に入ります。
こうしたお店で材料を集めても、日本と同じようなお節料理をつくることはなかなかむずかしいのですが、お正月気分くらいを楽しむことはできます。餅米は容易に入手できるので、わが家ではボールを臼代わりにお餅つきをしています。お供えのお餅も見てくれは悪いのですが合わせてつくっています。
チェコでは日本のようにお正月を祝う習慣はありません。お正月に食べる食材もとくにないようです。そんななか日本と同じような心持ちで過ごすプラハのお正月もまんざらではありません。
今年一年、ご愛読をありがとうございました。たくさんのコメントもいただき、感謝します。みなさま、よい年をお迎えください。幸せ多き一年であることを祈念してやみません。
写真はプラハの街角で見つけた落書き
- 増田 幸弘
1963年東京生まれ
スロヴァキアの都・ブラチスラヴァ在住のフリー記者。
ヨーロッパ各地を取材しながら、日本でも取材。新聞・雑誌に特集記事や連載記事を執筆している。
「プラハのシュタイナー学校」(白水社)や「プラハ カフカの生きた街」(パルコ出版)などの著作がある。